2015年9月29日火曜日

そのうちICカードが不要に?手の中にチップを埋め込んじゃった!

株式会社Pro-SPIRE、ESBUの浅野です。
今日はロシアのセキュリティ企業 カスペルスキーが手の中にチップを埋め込んだというニュースをご紹介します。
(以降、リンクは外部サイトが別のウィンドウで開きます)


Mail Online - Would YOU be microchipped? Kaspersky implants chip in man's hand that could one day be used to pay for goods and even unlock his home




(引用元 : Mail Online)

親指と人差し指の間に見えるのがガラスで覆われたチップです。



(引用元 : Mail Online)

チップは本当に小さいですね。これが手に埋め込まれるわけです。

現在このチップによって自分の携帯電話のロックを解除したり、携帯電話やスマートウォッチの簡単なタスクを行うことができるそうです。
将来的には電車やバスなどで使用する交通ICカードの役割を担ったり、商品購入時の会計などがこのチップでできると言われています。

チップを埋め込んだカスペルスキー社員は、
「僕はセキュリティカードを持たなくても会社やジムに行けるし、カスペルスキーならどこでも手をかざすだけでドアが開くんだ。このことに大きな可能性を感じているよ。」
と述べています。手ぶらで電車に乗って会社に行く時代はすぐそこですね。



(引用元 : Mail Online)


このチップを使用することで、RFID技術を利用したカード類(交通ICカードやセキュリティカードなど)が不要になるでしょう。
将来的には、身体の中にチップがあるので、体温や血圧、心拍数などの健康情報を取得できるようになるのではないでしょうか。
Bluetoothなどの通信技術を使用することによって、身体に接するコードがなくなり、ストレスのないモニタリングが可能になるので、医療関係での活躍が期待できますね。
常にモニタリングできる環境になるので、一人暮らしのご高齢の方の多い日本の高齢社会には確実に需要がありそうです。
また、そのうちチップと神経が繋がることが示唆されているので、想いや感情などが機械で常に測定されることになるのでしょうか。それはそれで怖いです。


現在、スマートウォッチなどの身につける端末、いわゆる「ウェアラブルデバイス」が主流ですが、今回のニュースは身体に直接埋め込むというものです。
安全性の面でウェアラブルデバイスよりも手が出しにくいですが、もし安全性が保証されたならば人類全員にチップが埋め込まれる時代が来るかもしれません。

実は自分で手に埋め込むためのキットが既に発売されており、152ドルで購入できるようです。
自分で手に埋め込むなんてものすごく怖いですが、それを乗り越えれば快適で未来的な生活が待っていそうですね。それでは。

2015年9月18日金曜日

モノの位置を検出するNearables

株式会社Pro-SPIRE SS第1BU荘司です。

本日は、ポーランドのEstimote社が開発したステッカー型BeaconNearables」についてご紹介します。

Estimote Indoor Location and Nearables
https://www.youtube.com/watch?v=9cH44pE1Fks
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BeaconとはBluetoothLowEnergyを用いた位置情報検出システムです。スマートフォン等の発信機からの電波を受信することで、距離や位置を測定することができます。
位置情報の検出が可能なGPSは、衛星を利用し広範囲の位置情報を取得するため、限られたスペース内での正確な位置情報は把握できません。

これに対し、Beaconは室内での細かい行動分析ができるため、半径70m以内にいるユーザーに対し自動的に信号を送受信することを可能にします。

このBeacon技術を活用したNearableを装着し、専用のアプリを連携させると、人やモノの行動をトラッキングすることができます。
専用のアプリを起動しユーザーがトラックの承認を与えるとユーザー自身の地図上の位置、友人や同僚が屋内のどこにいるのか現在位置、建物内にあるモノの位置が検出されます。

estimote stickers(公式サイトより引用)

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これまでEstimote社の屋内測位技術は「人」に限定されていましたが、今回のNearableは、モノの位置情報も測定することができます。またモノの屋内移動ルートをクラウドに保存できるので、モノを扱う業界のマーケティング戦略への活用が期待されるのではないでしょうか。

例えば、スーパーにて食品や衣料品などの各商品に「Nearable」を貼り付けておけば消費者が「どのコーナーで長く滞在しているか」だけでなく、「どの商品をどのくらいの時間を手にとっているのか」や「その商品を迷わず購入しているのか」などのデータの取得が可能になります。

その他、多くの商品を管理する工場や倉庫でNearableを使用した場合、
WMSWarehouse Management System)の一環として活用することも可能になるのではないかと考えます。

また、家の中で大事なモノにNearableを貼り付けて失くしものを探す手間を省いたり、自分のペットの首輪に貼り付けて留守中のペットの動向を分析したり、身近な生活の中でも活用できる場があると思います。

このように今後のBeacon技術の普及を通じて、多くの情報をもとにした新たな「生活提案」が生まれるかもしれません。



2015年9月11日金曜日

様々な場で活躍する「ディープラーニング」

株式会社Pro-SPIRE SS第3BUの野口です。

本日は、人工知能における機械学習の1つである「ディープラーニング」についてご紹介します。
(※以降リンクは外部サイトが別ウィンドウで開きます。)

ディープラーニング(DEEP LEARNING 深層学習)とは、人間があらゆる情報を取り込むことによって徐々に学習するように、機械に同等の学習を行わせる技術です。

ディープラーニングの最大の意義は、特徴表現を取り出すことができる点にあります。
例えば、ある画像が何のクラスに属するか(猫であるかまたは犬であるかなどの区別)は、画像を適切な特徴表現に直すことができれば容易に判断できます。
画像に映っているものが猫かどうかを判断するには、「耳がある」、「顔が丸い」、「ひげがある」などを表した特徴表現を作ればよいことになります。
これまでの技術では、特徴表現を自動で作ることは難しく、そのため画像認識の精度が上がりませんでした。

ディープラーニングの技術については多くの研究が行われています。
以下はその一例です。
 ・画像の中にあるシーンを記述する研究
   ある画像から「猫がベッドで寝ている」という文章を自動的に記述する技術
 ・「生成モデル」で行動予測する研究
   ある人が書いた数字1文字の筆跡から他の数字の筆跡を予測する技術

ディープラーニングを用いたビジネス事例をいくつかご紹介します

 これまでのECサイトでは商品を検索するために企業が大量の商品画像を人手で確認し、カテゴリや色などの情報を付与していて、とても時間とコストがかかっていました。
また、人手のためヒューマンエラーが起こります。
そのため、利用者が検索した結果に本来は含まれているべき商品が無いということもありました。
このサービスでは、利用企業が商品画像をAWSサーバーにアップロードすると、それらの画像を自動解析し、基本ファッション用タグ(カテゴリ/形状/色/柄/素材/感覚表現など)を付与したファイルを生成できるようになります。


 ADAS(先進運転支援)技術、自動運転技術の開発では、白線や信号情報の検出および先行車両や歩行者など、移動体の認識が必要となります。
この製品はリアルタイムでこれらのオブジェクトの認識とトラッキングを行い、位置情報等の出力が可能なため、実車走行時のセンサシステムとして利用できます。


 音声認識エンジン「YJVOICE(ワイジェイボイス)」に、ディープラーニングを適用し、認識精度を改善させました。
特に騒音下での認識精度が高まったそうです。
YJVOICEを搭載した駅ホームでの「Yahoo!乗換案内」、街頭での「音声検索」などが使いやすくなりました。


ビジネスにとって、自動化や精度向上はコストダウンや利益に直接つながります。
そのため、ディープラーニングは企業にとって注目すべき新技術となってきています。
今回、ディープラーニングを調べてみてこういった技術は大学などの教育機関が先頭に立って行われている状況があると感じました。
そこで大事になるのが、産学連携や産学官連携だと思います。
それぞれの持つ得意分野を合わせれば技術の進歩や新しいビジネスが生まれるかもしれません。

 

2015年9月4日金曜日

ナレッジ共有で使えるオープンソース 「Knowledge」

株式会社Pro-SPIRE イノベーション推進センターの髙木です。

本日は、ナレッジ共有で使えるオープンソース 「Knowledge」をご紹介させていただきます。

Knowledge
https://support-project.org/knowledge/index
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Knowledgeは、「knowledge base」を実現する、java製オープンソースの情報共有システムです。

knowledge baseとは?
知識ベース(knowledge base)はナレッジマネジメントのための特殊なデータベースであり、KBと略記されることもある。
それは知識の検索を可能とし、知識を組織化し、知識をコンピュータ上に集合させたものである。(出典 ウィキペディア)
Knowledgeは以下のような特徴を持っています。

・Markdown形式で簡単編集
・ドラッグ&ドロップで複数のファイルを簡単アップロード
・コメント機能
・ファイル内全文検索機能
・スマートフォン対応
・タグ機能
・公開範囲の設定機能

リポジトリは、GitHubで公開されています。

■knowledge
https://github.com/support-project/knowledge/
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Apache License 2.0で公開
最新 v0.6.0pre1(2015年9月3日現在)

■開発者ブログ
http://koda3.hatenablog.com/
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Knowledgeは、「クローズドでセキュアなQiita」をコンセプトに設計されており、利用者が好きなときにナレッジを共有することができます。

日々の業務で培った経験・事例・ノウハウを社内ナレッジとして蓄積・共有化を行うことは、企業における課題の一つです。

Knowledgeを利用すれば、社内でクローズドな情報共有システムとして、充分に活用できるのではないでしょうか。