今日はロシアのセキュリティ企業 カスペルスキーが手の中にチップを埋め込んだというニュースをご紹介します。
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Mail Online - Would YOU be microchipped? Kaspersky implants chip in man's hand that could one day be used to pay for goods and even unlock his home
親指と人差し指の間に見えるのがガラスで覆われたチップです。
(引用元 : Mail Online)
チップは本当に小さいですね。これが手に埋め込まれるわけです。
現在このチップによって自分の携帯電話のロックを解除したり、携帯電話やスマートウォッチの簡単なタスクを行うことができるそうです。
将来的には電車やバスなどで使用する交通ICカードの役割を担ったり、商品購入時の会計などがこのチップでできると言われています。
チップを埋め込んだカスペルスキー社員は、
「僕はセキュリティカードを持たなくても会社やジムに行けるし、カスペルスキーならどこでも手をかざすだけでドアが開くんだ。このことに大きな可能性を感じているよ。」
と述べています。手ぶらで電車に乗って会社に行く時代はすぐそこですね。
このチップを使用することで、RFID技術を利用したカード類(交通ICカードやセキュリティカードなど)が不要になるでしょう。
将来的には、身体の中にチップがあるので、体温や血圧、心拍数などの健康情報を取得できるようになるのではないでしょうか。
Bluetoothなどの通信技術を使用することによって、身体に接するコードがなくなり、ストレスのないモニタリングが可能になるので、医療関係での活躍が期待できますね。
常にモニタリングできる環境になるので、一人暮らしのご高齢の方の多い日本の高齢社会には確実に需要がありそうです。
また、そのうちチップと神経が繋がることが示唆されているので、想いや感情などが機械で常に測定されることになるのでしょうか。それはそれで怖いです。
現在、スマートウォッチなどの身につける端末、いわゆる「ウェアラブルデバイス」が主流ですが、今回のニュースは身体に直接埋め込むというものです。
安全性の面でウェアラブルデバイスよりも手が出しにくいですが、もし安全性が保証されたならば人類全員にチップが埋め込まれる時代が来るかもしれません。
実は自分で手に埋め込むためのキットが既に発売されており、152ドルで購入できるようです。
自分で手に埋め込むなんてものすごく怖いですが、それを乗り越えれば快適で未来的な生活が待っていそうですね。それでは。