2015年8月13日木曜日

部屋全体をデジタル化

株式会社Pro-SPIRE SS第1BU 荘司です。

本日は、部屋全体をデジタルUIとして活用する新技術をご紹介致します。


部屋全体をまるごとデジタル化するUI技術を開発し、ICTによる共創支援の実証実験を開始 : 富士通
※上記のリンクは外部サイトが別ウィンドウで開きます。
                            
近年、通信技術や端末機器の発展により作成した資料を会議の場に持ち込み、プロジェクターなどで共有するなど、データのシェアが容易にできるようになっています。

しかしながら、そのような場ではプロジェクターやタブレットPCなど機器そのものの1つ1つが独立しているために、複数の画面を一体化して表示するなど機器の連携が容易ではありません。

そこで、今後注目されると考えるのが富士通が開発した「部屋全体をデジタルUI」として活用する技術です。
これは、持ち込んだスマート端末とその場に設置された表示機器が自動的に連携してUIをその場全体に拡張させるものです。プロジェクターやカメラを組み合わせた装置を複数台設置し、壁、机などの広い空間を1つのウィンドウシステムとして機能させます。

この技術は未だ実証実験途中でありますが、特徴として3点挙げることができます。

1.    複数のプロジェクターを連結して利用でき、スマート端末とも容易に連携できる技術
その場にある複数の表示機器を連携させ大きな画面として利用できる。また、持ち込んだスマート端末の画面を簡単に表示・操作でき、空間へのポインティング情報を各デバイスへの入力情報に変換できる。

2.    スマート端末の位置を認識しIDを特定するセンシング技術
カメラなどで構成された環境センサーとスマート端末のセンサーの連携により、ユーザーの位置とスマート端末のIDを同時に検出できる。

3.    大画面と人の動きが連動した直感的なUI技術
   2.の技術をベースに人の動きと連動ができ、決められた簡単なジェスチャで、目の前の壁に自分の使用するスマート端末の画面を転送したり、アプリケーションを呼び出せる。また、壁に投影された画面上に手書きでメモする操作、文字認識する操作、認識結果の文字を付箋サイズで表示する操作ができる。

部屋全体をデジタルUIとして活用する新技術
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この技術により、広い空間での人の動きに合わせた自然なUIを様々なアプリケーションに提供し、複数ユーザー間で情報を容易に共有しながらアイデアの「共創」を加速できます。

新たな価値を生み出し続けなければモノが売れない時代には、このような部屋全体を活用して容易にアイデアを共創できる場は貴重だと思います。

また、今回開発されている技術は会議の場だけでなく他の環境でも応用できるのではないかと考えます。

例えば、教育の場。
生徒が自席で解いた問題や自由に描いた案をデジタルUIにより、スムーズに共有できる場をつくることができます。これにより、クラス全体の調和や創造力の促進を図れるのではないかと考えます。
また、教師側に立ってみると多くの生徒の回答を1つの空間の中で確認することができるので、スムーズに授業を進めることが可能になるのではないでしょうか。
現在、教師の方々は労働時間が長く過労死の増加が問題とされています。彼らにとってデジタルUIは「仕事の効率化」と「質のある授業」の実現可能性があり、問題解決の一手となると思います。
 
実際に、部屋全体をデジタルUIにすることは、コスト面での難しさやセキュリティ上の課題点はあります。
しかしながら、今後の新しい会議の形のあり方を提供し様々な場でのアイデア発想を促進させてくれる技術だと思います。 




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