うるう秒というのを皆さんはご存知でしょうか。
うるう秒は、地球の自転を基準とした時刻と原子時計の時刻のずれを調整するために実施されています。
時刻に1秒を挿入することで、ずれを調整しております。
自然科学研究機構 国立天文台
http://www.nao.ac.jp/faq/a0403.html
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このうるう秒が、2015年6月30日(世界標準時)に実施されるようです。
フランスのパリに本部を置く国際地球回転・基準系事業(IERS)より、発表がありました。
INTERNATIONAL EARTH ROTATION AND REFERENCE SYSTEMS SERVICE(IERS)
http://hpiers.obspm.fr/iers/bul/bulc/bulletinc.dat
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実施日当日は、23時59分59秒の後に23時59分60秒が挿入されることになります。
日本時間でいうと2015年7月1日の8時59分59秒の後に8時59分60秒が挿入されます。
その後に、9時00分00秒を迎えることになります。
今回の実施が26回目となります。
過去の実施記録は次の通りです。ご覧下さい。
日本標準時グループ
http://jjy.nict.go.jp/QandA/data/leapsec.html
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前回の第25回2012年6月30日(日本時間2012年7月1日)の実施では、インターネット上で障害が頻発しました。
Web上の報告によると、インターネットの基盤をなすソフトウェアプラットフォームの一部が、追加された1秒に対応できなかったようです。
以下のものを例として挙げます。
・Linuxオペレーティングシステム
・Javaアプリケーションプラットフォーム
「うるう秒」障害がネットで頻発
http://wired.jp/2012/07/02/leap-second-bug-wreaks-havoc-with-java-linux/
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当時、Googleは独自の解決策を生み出して障害を回避しました。
その手法は、NTPサーバーのアップデートの度にミリ秒を追加していくというものです。
最終的に1秒増えるように事前に調整をすることで、うるう秒に対応しました。
1日が1秒増える「うるう秒」を2015年に追加決定、うるう秒バグを回避できるのか? - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20150108-leap-time-internet/
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うるう秒の実施により、今年も様々な問題が生じるかもしれません。
実施に備えて、多くの企業が何らかの対策を練っていく必要があると考えます。
以上、本日の小話でした。
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