2014年8月18日月曜日

コミケ対策、ソフトバンクは気球!


株式会社Pro-SPIREソリューション事業部の鮫島です。

先日(2014年8月15~17日)、東京・有明の東京ビッグサイトでコミックマーケット86(コミケ86)が開催されました。

コミックマーケット公式サイト
http://www.comiket.co.jp/
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このような屋外の大規模なイベントでは、データ通信量が増加することから、
携帯電話等の電波が繋がりにくくなります。

そのため、通信事業者各社は電波強化に対して力を入れており、
今回、ソフトバンクでは気球型のWi-Fiスポットを初めてイベント会場に導入しました。


本日は、そのソフトバンクが開発した車載係留気球Wi-Fiシステムについてご紹介いたします。

ソフトバンク - 車載係留気球システム
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車載係留気球Wi-Fiシステムは、車載した係留気球によりWi-Fi基地局を地上数十メートルの高さにあげ、
広域のサービスエリアを迅速に構築するものです。

ソフトバンクでは以前から、災害などで発生した通信障害を迅速に復旧することを目的に、
係留気球を利用した臨時無線中継システム(気球無線中継システム)の開発に取り組んできました。

気球無線中継システムは中継基地局と気球中継局で構成されており、
係留気球による中継局を高所に位置させることで、カバーエリアを広げることができます。

気球無線中継システム | 企業・IR | ソフトバンク
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/public/wireless/technology/balloon/
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今回は、気球無線中継システムを実践で活用できるようにし、さらにイベント用に改良しました。
それが車載係留気球Wi-Fiシステムとなります。

災害用気球とイベント用気球の違いは、大きさとその造りです。

災害用気球は最高100mまであがり、周囲3~5kmまで3G電波を吹かすことができます。
しかし、イベントでは広範囲にエリアをカバーする必要がないため、
少ない時間と人員で打ち上げられるよう、気球を小さくしたそうです。

また、災害用気球は約1ヶ月打ち上げたまま運用することができるように二重膜になっているのですが、
イベント用気球は長くても数日しか利用しないため、重量などのバランスから一重膜にしたそうです。

そのような考慮の末、イベント用気球は会場到着後30分程度でサービスを開始することができるように開発されました。
高さは20~30mまであがり、Wi-Fi電波が安定的に吹く範囲は周囲300mに達します。


ところで、気球を打ち上げることの最大の問題点は、「風」です。

対策として、気球には耐風性能を持たせており、風速10~15mであれば耐えられるそうです。

また構築作業はボックス内で行うため、車外に広い作業スペースを必要とせず、強風でも迅速に作業を行えるようになっています。

ソフトバンクは気球、KDDIはCA - 携帯キャリア、コミケ対策の裏側
http://news.mynavi.jp/articles/2014/08/17/softbank_kddi/
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気球をあげることで、人の目も引きますし、企業の広告にもなるので、
これからもイベントなどで多く利用されていくと良いですね。

また、こういったイベントでの実践を通して、実際に災害時にも利用できるようになると安心できますね。



ちなみにあのグーグルも気球通信技術を開発中だそうです。
しかも、世界規模で!

Google、気球を使った新興国向け高速接続プロジェクト「Project Loon」を発表
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以上、本日の小話でした。

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