2014年7月28日、米国のAmazonが3Dプリンターを使った個人向けサービスを始めました。
本日はその個人向けサービスについてご紹介いたします。
サービスの内容は、顧客がデザインした立体物を3Dプリンターで製造し、配達することです。
具体的には、顧客が要望する素材、色、形に合わせてアクセサリーや玩具など約200以上の商品を注文できます。
40ドル(約4000円)以下の製品が中心です。
ちなみに、3Dプリンターによる製造受託の市場としては、世界最大規模となるようです。
Amazonはどこへ向かっていくのでしょうか・・・。底が見えませんね。
Amazonの公式サイトには2次元の製造画像や、回転して奥行きなどがわかる立体的なイメージが追加されました。
素材は3Dプリンター特有の樹脂だけでなく、金属系も揃えるとのことです。
デザインソフトの知識がない一般消費者に対しては、製品発注が困難とみられる問題があります。
しかし、Amazonはデザインを単純化したパターンをいくつか作り、この問題を解消するようです。
アマゾン、3Dプリンターで装飾品 個人向けサービス
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今回のサービスから、Amazonは3DLTとコラボしました。
3DLTは2014年からサービスが開始された3Dデータを販売できるマーケットプレイスです。
3DLT - 公式サイト
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顧客の注文以外にも、3DLTで扱う商品の販売も行うようです。
Amazonの持つ超効率的な物流システムと3Dプリンターが組み合わさればどうなるのか。
世界最高の受注生産工場となる可能性がそこにはあります。
今回のコラボは、そういう意味であくまで試験的な販売だそうです。
Amazonが3Dプリンターで作られた商品を販売開始!究極の受注生産に舵をきる!?
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大きな成功の可能性が丸見えですね、非常に興味深いです。
年々、盛り上がりをみせる3Dプリンターの市場ですが、今後はさらに爆発的に伸びそうな予感がします。
しかし今回のサービスについて、AmazonのCEO、ジョフ・ベゾス氏は3Dプリンターに対して次の発言をしています。
「3Dプリンターはプロトタイプの作成などの領域で活躍するものであり、大量生産には向かない」
「世界を本当に興奮させるのはまだ早い」
アマゾンのCEOが株主に語った思い。3Dプリンターは業界構造を変えるか?
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クールですね。
興奮しているのはどうやら私だけだったようです。
以上、本日の小話でした。
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