株式会社Pro-SPIREソリューション事業部の藤野です。
先日1月18日(土)に開催されました、
第1回日本Seleniumユーザーコミュニティ勉強会に参加してきました。
参加者は200人近くにのぼる大規模な勉強会です。
そこではSeleniumの創始者の1人である、Sauce Labs社 現CTOのJason Hugginsさんによる今後のSeleniumについての講演や、
参加者によるライトニングトークが行われました。
Seleniumは、
Webアプリケーションにおけるブラウザでのテストを自動化するツールです。
オープンソースであり、使用するブラウザを選ばないのが特長です。
人間がテストをすることによる負担やミスを軽減させることが目的です。
ブラウザを選ばずWebテストを自動化するSelenium
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0908/19/news109.html
Seleniumによるテスト自動化は数年前から話題となっておりましたが、
最近は、テストの対象はWebアプリケーションだけではありません。
講演では、スマートフォン向けのテスト自動化ツールAppiumについての紹介もありました。
iOSとAndroidに対応しております。
Appium: モバイルアプリのテスト自動化はすごいことになった
http://appium.io/jp/index.html
また、今後リリースされるSelenium3では、既存のWebブラウザ向けのAPIに加えて
スマートフォン向けのAPIが導入されるというお話も伺いました。
Jason Hugginsさんは、「最終的にはテストを実行してくれるロボットを作るのが目的だ」とおっしゃっていました。
そのロボットの試作品がこちらです。
ロボットが人気ゲームAngry Birdsをプレイします。
先端の棒のようなものがスマートフォンの画面をタッチしたり、
スライドやボタンを離す動作を行います。
本体は3Dプリンターで作られ、いくつもの穴が空いている部分にはLEGOのパーツを取り付けることができるそうです。
ユニークで面白いですね。
Seleniumは今後も発展していくと思われます。
それを使いこなすために私たちも勉強が必要です。
勉強会で使用された資料が公開されておりますので、ご興味がございましたらご覧ください。
http://www.slideshare.net/
ちなみに日本Seleniumユーザーコミュニティのロゴを作成したのは私の上司です。